nStylerとは?
nStylerは、設計者やデザイナーの感性を刺激し、想像力と設計力を加速させるためのリアルタイム・レンダリング&プレゼンツールです。レンダリングエンジンにはDirectXシェーダーのレンダリング技術が採用され、リアルなイメージをリアルタイムで描画します。直観的なグラフィック・ユーザー・インタフェースによって、専門的なCG知識や特別なハードウェア、トレーニングを必要とせず、誰でも簡単に高品質のレンダリングイメージ作成やプレゼンテーションの実施が可能です。
2018年11月、多くの製造業メーカーやデザインの現場で利用されてきたnStylerは、ご要望の多かった64bit対応を完了し「nStyler 64bit」として販売を開始致しました。従来よりも大規模の3DCADデータに対応し安定したリアルタイムレンダリングを行うことが可能になります。
Oculus VR® Oculus Rift視野を覆う様な臨場感・没入感の広視野角HMDのOculus Riftに簡単に表示する事が可能です。nStylerとOculusRiftでの高品位・高没入感のプレゼンを構築する事が可能です。
- ●本機能はUSBドングルライセンス(有償)が必要となります。
- ●または、OculusRiftレンタルサービスをご利用頂く事も可能です。
- ●接続方法等についてはサポートセンターでご確認下さい。
BRDF機能の標準・ライブラリ化に対応 【標準化対応】
BRDFとは双方向反射率分布関数:Bidirectional Reflectance Distribution Functionの略で、ある角度から入射した「光」の反射率を数値計測した値になります。オフィス・カラーサイエンス社 が開発したカラーマッチングシステム「CI-Navigator」と分光光度計を利用して色見本から計測したBRDFデータ(10種)を標準ライブラリに実装しました。また、オフィス・カラーサイエンス社 のご協力を頂戴しnStylerで利用可能なBRDFデータをGRAPSショッピングサイトにて無償提供中です。
■nStyler/BRDF
BRDFデータをnStyler内の3Dデータにドラッグ&ドロップする事で色味のレビューを行う事が可能です。
- ●注1:BRDFデータは実際の計測値となりますが、nStylerで反映した際に見た目と異なる場合が有ります事をご理解の上、機能をご利用下さい。
- ●注2:BRDFデータは色味(拡散色)と光の反射(反射色)の計測値になります。写り込みについては任意にパラメータを変更して下さい。
■CI-Navigator
計測結果を基にしたデジタルデータによるカラー管理を行い、塗料の配合シミュレーション、nStyler用BRDFデータの出力を行います。
マルチビュー機能
マルチビュー機能とは、メインモニターに表示されているnStyler操作画面内のグラフィックス描画部分のみを追加モニターやプロジェクターにフル画面で出力する機能になります。本機能を利用する事で効果的なプレゼンテーションが行えます。
オリジナル機能の受託開発が可能・・・・。
無償公開中のnStylerをベースとした、機能追加やインターフェイス拡張等の個別のご要望を受託開発(別途有償)として請負開発を行います。ご要望機能の難易度で費用は異なりますが数日で実行出来る内容であれば数万円で個別開発を行う事が可能です。ベースとなるnStylerは無償なので、一からソフト開発を行うよりも非常に安く、かつ早く、機能を実現する事が可能です。社内・学内での共同ツールとしての開発や研究要素を組込んだレンダリング出力など様々なご要望にお答え致します。
nStylerでは、FBX・VRML(2.0)・OBJ・3ds・STL・DAE形式の3Dデータを読込む事が可能です。また、Rhinoceros・NXの専用プラグイン・エキスポーターを有償オプションとしてリリースしております。専用エキスポータでは、NURBSやPOLYGONの出力形態、マテリアルや階層を継承連動させたnStylerのネイティブファイル(nxr形式)を出力する事が可能となります。
■Rhinocerosプラグイン・エキスポータ仕様
オブジェクト出力
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NURBS、POLYGON 出力
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マテリアル継承
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【レイヤー】:3Dオブジェクトが所属するレイヤーのレイヤー色をnStylerのマテリアルとして出力
【シェーディング】:Rhinoのオブジェクト表示色をnStylerのマテリアルとして出力
【レンダリング】:Rhinocerosで指定したレンダリングマテリアル色をnStylerのマテリアルのとして出力
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許容範囲
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距離範囲内にある頂点を共有化
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スムージング
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角度範囲内の角度差にある頂点を共有化
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オブジェクト出力
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POLYGON 出力
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距離許容誤差
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曲線からの許容誤差を指定
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角度許容誤差
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角度からの許容誤差を指定
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トポロジー
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Onにするとソリッド単位でのテセレーションを行います。結果、面単位で適用され属性は全てソリッド単位に置き換えられます。
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マテリアル出力
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【材質】:割り当てられている材質名で属性が出力
【表示色】:View画面での表示色(色分け)で出力
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- 上述以外のCADインターフェイスについても別途開発する事が可能です。内容・費用等はお気軽にご相談下さい。
nPhoto対応(画像合成機能)
nStylerで製作した3DモデルをAndroid、iPhone、iPad2で表示させる為の専用データ形式になります。各端末のカメラ撮影の機能を利用して、実際の背景に3Dモデルを配置した様な合成表示を行います。nStylerでレンダリングした静止画は勿論、回転コンテンツとして出力する事も可能です。
- 本機能を利用するには、各端末に「nPhoto(無償版)」のアプリをインストールする必要があります。
nView360(360度回転コンテンツの製作)
nStylerで表示した3Dデータは、Internet Explorerやchrome等の各種ブラウザで360度の回転コンテンツとして表示する事が出来ます。WindowsやInternet Explorer以外の環境でも閲覧可能なHTML5準拠の「nView360」として、FlashVRから機能を移行致します。
nTeny(Web3Dコンテンツの製作)
nTeny (エヌテニー) は、nStylerで作成されたデータをインターネットのWeb3Dコンテンツとしてマイクロソフト社のInternet Explorer 6.0、7.0、8.0、9.0の各ブラウザで閲覧するためのプラグイン・プレーヤーです。nStylerと同等の高速レンダリングエンジンを利用する事で高品質かつリアルタイムに自由な方向・角度から3Dデータを閲覧できます。
- Internet Explorer 以外のブラウザでは動作致しません
- Internet Explorer (64bit版)では動作致しません
- 更新日:2014年07月04日
高品位で手軽なマテリアル設定
nStylerでは基本マテリアルとして、「ランバート」、「フォン」、「ブリン」、「クリアコート」、「グラス」、「メタリック」、「梨地シボ」と新たに「BRDF」を含めた合計8タイプのマテリアルから好みのタイプを選択して、カラーや映り込み、ハイライト等の編集や「ノーマル」、「バンプ」、「スペキュラー」などのマッピングの設定を行います。
豊富なライブラリセット
nStylerには「背景」「マテリアル」「ライトセット」「簡易モデル」の各ライブラリを標準ライブラリとして以下の各ライブラリを利用する事が可能です。好みのライブラリ選択して3Dシーンにドラッグするだけ素早く簡単に効果的なレンダリングを実行します。
背景データ
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157種
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マテリアルデータ
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128種
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ライトセットデータ
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36種
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簡易モデルデータ
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13種
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BRDFデータ
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10種
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また、GRAPSショッピングサイトでは無償ライブラリや有償ライブラリを販売しておりますので是非ご活用下さい。
主要CADのマウス操作プリセット
nStylerでは作業効率の向上を目的として、Rhinoceros、thinkdesign、NX、Pro/E、SolidWorks、Maya、3dsmax、Metasequoia等の視点操作と選択操作方法をプリセット化し、選択することで各CADと同等の操作を行えます。※各CAD等とnStylerで共通する操作項目が対象です。
マウス操作対応CAD
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Rhinoceros
thinkdesign
SolidWorks
NX
Pro/E
Autodesk 3ds MAX
Autodesk MAYA
Metasequoia
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セキュリティー機能
ファイル保存時に編集可能権限、閲覧のみ権限のパスワードを設定可能です。いずれかのパスワードを知っているユーザーはパスワード毎の権限でデータを開けます。
SSAO(Screen Space Ambient Occlusion)
ライトを使用せずに、モデルの形状のみによる陰影を生成する機能で、ライトシャドウと違い特殊な処理を使用するため、ポリゴン数が多いモデルの場合でも負荷をかけずに細部の陰影を追加する事が可能です。従来のマルチライト・シャドウはSSAOと併用することでライトの数を減らせるためシーンへの負荷が軽減します。
カメラ被写界深度(ボカシ表現)の改善
3Dシーンのピントフォーカスに応じた被写界深度(ボカシ表現)をリアルタイムビュー時やイメージ画像出力時などに適用可能です。nStylerでは写界深度の深度を参照点の手前側と奥側でそれぞれぼかし感を調整する方法に改善しました。
カメラ俯瞰・あおり機能
カメラにあおり調整機能を追加しました。建築パース作成時など建物のゆがみを調整する事が可能です。
マルチライト&マルチシャドウ
「平行光源」、「点光源」、「スポットライト」の3タイプを最大80個まで登録する事が可能。新たに16種のライト用ライブラリにて簡単にシーンに反映させられます。また、「マルチシャドウ」(複数の影表示)は最大24個のライトから影処理をリアルタイムに行います。マルチシャドウを用いる事で柔らかな陰影表現を再現する事ができます。
HDRIによるIBL&擬似LED表現
HDRIデータを背景画像として、その中に含まれている輝度情報を基にリアルタイムにレンダリングを行います。IBLでは背景画像のブルーム、ガンマ、露出などの変更が行えます。また、独自エフェクトの「スター」では、強い光が反射した際に現れる「フレア効果」やオブジェクトのライトやLEDの「擬似発光」の表現を簡単に行えます。
RTRT機能(リアルタイム・レイトレーシング)
GPUを利用したレイトレーシング演算を利用する事でオブジェクト同士の反射や屈折をリアルタイムにレンダリングを行う事が可能です。
- 本機能の動作検証はグラフィックスカード一覧表でご確認下さい。
太陽位置計算
光源設定の一つの機能として「太陽位置計算」があります。日本国内の主要都市はもちろん世界の主要都市の緯度経度と時間を指定する事が太陽位置地に沿った場所にライトを設定する事が可能です。本機能で時間を設定する事で日照の変化状態を再現する事も可能です。
比較検討表示
最大4つのモデルを同時表示させる機能です。「4モデル」、「3モデル」、「2モデル」の表示方法を選択し、同一環境下での「意匠」や「カラー」が異なるモデルの比較検討が行えます。
アニメーション機能
キーフレーム・タイムラインに対して任意のカメラ位置を登録する事で自動的にスムーズなカメラパスアニメーションが作成できます。この他にも、オブジェクトの移動・回転アニメーションやマテリアル及び3Dモデルの切替アニメーションなど各キーフレーム毎のシーン設定によりアニメーション製作を簡単に実現します。また、圧縮/非圧縮のムービーファイルをダイレクトに出力する事が可能です。
カラーマネージメント機能
nStylerで設定したカラー情報を通常のRGBよりも広いカラー領域となる「sRGB」、「AdobeRGB」の色域空間でリアルタイムレンダリングを行います。色域が広くなることで従来はモアレとなっていた微分なグラデーションが表現可能となり、「sRGB」、「AdobeRGB」のプロファイルを用いる事で異なるモニター間で色再現性を向上させる事が可能です。
3Dマウス・ゲームパッド対応
プレゼンテーションでの操作性を快適にする為、PC用の3Dマウス・ゲームパッドに対応。ゲーム感覚でのウォークスルーを実現します。nStyler2014版から一部機能をゲームパッドのボタンに自由に割り当てを行う事が可能になりました。
立体視対応(nVidia 3D Vision対応)
nVidia 3D Vision を利用する事で、nStylerで表示したデータを簡単に立体視で見る事が可能となります。立体表示にするには、PCにnVidia 3D Visonの立体装置が別途必要になります。
3D Visionの詳細については、NVIDIA 3D Vision のWebサイトをご参照下さい。